高知市議会 2020-09-15 09月15日-03号
教育の中では,特にバーチャルの世界だけでなく,リアリティーの世界が織りなすことが重要と考えますが,体験重視の教育をどのように保障するかについても,この際,教育長にお聞きいたします。 ○議長(田鍋剛君) 山本教育長。
教育の中では,特にバーチャルの世界だけでなく,リアリティーの世界が織りなすことが重要と考えますが,体験重視の教育をどのように保障するかについても,この際,教育長にお聞きいたします。 ○議長(田鍋剛君) 山本教育長。
モデル園等の設置を教育長は働きかけて,公立の保育所の体験重視の野外保育を実証されてはどうでしょうか。市長部局との協議も具体的に進められたらどうかと考えますが,教育長のお考えをお示しください。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 現在の小学生や中学生の状況を見ましたときに,小さいころからの感性を育て,豊かな体験から学ばせることの大切さを実感いたしておるところでございます。
これまでの学習指導要領では,ゆとりと生きる力の育成を目指して,授業時間を削減いたしまして,新たに総合的な学習時間を創設するなどして体験重視の教育が行われてきたわけでございます。こうした中で,各学校では,環境でありますとか防災学習でありますとか,職場体験など特色ある取り組みが行われて,一定の成果を上げてきたのではないかというふうに思います。
現行の学習指導要領においても、体験重視の方向性が示され、各学校においては、自然体験やボランティア活動などの社会体験、幼児、高齢者、障害のある人々との交流に積極的に取組んでいるところであります。
「知識偏重への反省から、文部科学省は2002年度、公立学校での学校週5日制を実施するのに合わせ、学ぶ内容を削減し、体験重視の『総合的な学習』などで『生きる力』を身につけることを狙った新学習指導要領を導入した。今回の調査で問われた『学習成果を日常生活の中で活用する能力』は『生きる力』に通じる。だが、『総合的な学習時間』が十分機能していないという指摘は、中央教育審議会でもたびたび俎上に上った。